エアポートテスト
東京出張ついでに、日本CHO協会のセミナーに参加してきました。
Googleの人事部長さんの話。
企業文化の強化による個々の力の最大化
ザンネンながらレジュメなしだったので、講演内容をMindMapで初メモしてみました。
1時間強で、計6枚。情報量多いし、テンポいいしで、さすがにつかれた〜。
気になるキーワードを、とりあえずそのまま拾いだしてみます。
◎ボトムアップカルチャー=おもちゃ箱・研究室・オンオフ・コミュニティ促進の場
◎β版多い=とりあえず作って、変えていったらいい
◎カジュアルなコミュニケーションから「よいアイディア」が生まれる
◎フラットな組織:あえてグレーな部分を個々人のアイディアで埋める
◎マネージャーの役割:肩書きがあっても権限なし、部下を善良な人と信じる、部下をサポートする
◎カルチャーフィットを重視:エアポートテスト(飛行機で偶然となり合わせて、10時間楽しく話せる相手?)
◎個人のスーパースターを作らない:経営者からの awardはチーム単位
◎職場は楽しくあるべき=Fun&Collaboration(イントラでカルチャークラブのメンバー募集)
◎学習する組織=学習とイノベーションをドライブする(社員が講師・いつでもどこでも学習)
◎サンクス・ゴッデス・フライデー:毎週金夕に社内のカフェでインフォーマル情報交換
◎日本⇔グローバルの発想がない:プラットフォームをグローバルで共有化(人材のポータビリティ)
◎イノベーションは人に教えてもらうものじゃない
前後がとっても強行スケジュールだったのですが、やっぱり本では得られないものがあるなぁと実感。
終わってすぐに新幹線へダッシュしたのですが、帰りの新幹線で本を読むつもりが、ついついノートを見返してTwitterでマジメにつぶやいてしまいました…。
前に読んだ『不機嫌な職場』で広報担当者の言葉として書いてあった、「昔の日本の会社のよう」という言葉が、あらためてしっくりくるなぁと思える、妙になつかしい(=今の会社と近い)感覚を覚えました。
不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)
- 作者: 河合太介,高橋克徳,永田稔,渡部幹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/18
- メディア: 新書
- 購入: 17人 クリック: 333回
- この商品を含むブログ (212件) を見る
一方で、徹底したイノベーター人材の採用とイノベーション文化の促進、優秀者の集まりという自負、という点では、設立まだ10年ちょっとの短い期間で大躍進している勢いを感じずにはいられませんでした。
もうひとつ。
今回一番こころに残ったキーワード。
◎「エアポートテスト」
北国の空港で、この人と一緒に雪で9時間閉じ込められたとしたら、私はどのように感じるだろうか?待ち時間が短く感じられるほど、多くの話題で盛り上がることができるだろうか?それとも、この人と話す必要が無いように、私は狸寝入りをしなければならないだろうか?
どんなに時代の先をいく企業でも、結局は「人」が「組織」をつくるんだということ。
誰かに育ててもらうんじゃない、「学習」する「人」を後押しするのが、人事の役割なんだということ。
あ、なんかマジメなまとめになってしまった。
まぁ、たまにはこんなかんじで。