ナナメの関係

神戸大学で開催された藤原和博さんの「つなげる力とリーダーシップ」(6/13)、とってもスピード感&ワクワク感ある藤原さんワールドを満喫してきたので、ご報告。

◎ 20世紀成長社会 ⇒ 21世紀成熟社会
◎ みんな一緒 ⇒ それぞれ一人一人
◎ 正解主義 ⇒ 修正主義
◎ 情報処理力(「正解」を導き出す) ⇒ 情報編集力(「納得解」を導き出す)
◎ おぼえる力(短絡思考) ⇒ つなげる力(複眼思考)
◎ 自動的で素直な吸収(消費者) ⇒ クリティカル・シンキング(編集者)
◎ ジグソーパズル型学力 ⇒ レゴ型学力

ワークショップをふんだんに取り入れた講演、せっかくなので、ご紹介。

◎「僕が誰に似てるか、せーので、叫んでみて。」
   ⇒これはちょっと、反則ぎみの、アイスブレイク!
◎「タイヤに付加価値つけるアイディア、3人で話し合ってみて。」
  「さいしょに発言する人は、できるだけくだらないアイディアを!」
  「残りの2人は、スバラシー!!と言って。」
   ⇒ブレストで発散しながら、「納得解」を体験。
◎「ジグソーパズルにできないこと、3人で話し合ってみて。」
   ⇒「正解主義」(世界観そのものを創れない&変えれない)の弱点を考える。
◎「2人ペアで、好きな○○の共通パターンをできるだけ多く出してみて。」
   ⇒「質問」することで、「つながる」ことを意識。

神戸大の学生、MBAの卒業生、地域の住民(子供連れの家族)、社会人、などなど、すごくバラエティゆたかな顔ぶれだったのですが、みんなでワイワイ、おなじテーマですんごく楽しめました☆
とくに、このあとの高橋先生企画、「リーダーシップ大喜利」。これはもう、高橋先生の息子さんに、リーダーシップを完全にもってかれました。
(大人もうかうかしれられない…。)

で、私自身の今回のキーワード。

ナナメの関係

あとで買って読んだ本、

にも書いてあったのですが、これは会社というワクの中にもあてはまることだなぁ。

昔は地域社会や親戚が家族の「例外」をフォローしてたように、会社でも喫煙ルームとか社内イベントとかで接する他部門の人が、「ナナメの関係」としてちゃんと機能してた、と。
建築物でいう「筋交い」が、強度UPにつながるのと同じ、と。

メンター制度やブラザーシスター制度がそれに代わるものなのかもしれないけど、個人的には制度としてとらえるのはどうもしっくりこない。評価が関係すると、なおさら。

もっと自然発生的に、お互いがそれぞれ必要なタイミングで、そんな「ナナメの関係性」をつくれるといいなぁ。
(そういえば、今回はまさに老若男女、ほんとに幅広い層の人とワークできたことも、「ナナメの関係」体験に近い、ちがった視点をもらえた気がする。)

そんなことを考える、いいきっかけになりました。
(ワークに参加してるときはスピード感&ワクワク。あとでじわーっときたテーマということで。翌週のAPO研でも、それが話題に。)

☆そういえば、FAJもAPO研もPFPも、私にとっては「ナナメの関係」=社外メンターの宝庫、なのかも。