対話って深いなー

日本ファシリテーション協会(FAJ)関西支部の1月定例会に参加してきました。

▼日本ファシリテーション協会(FAJ)
https://www.faj.or.jp/

◎テーマ:フィンランド教育に学ぶ対話型コミュニケーション
ファシリテーター:北川達夫さん

内容は他の方にまかせるとして、超個人的な感想を忘れないうちに…。

「会員限定」という言葉につられて&会費の元をとらないと!という、なんだかなーという理由で、いつもながらポチッと申し込み。

フィンランドメソッド?
聞いたことありませんとも。ええ。
(スミマセン…。)

すると、なんということでしょう!
(劇的ビフォーアフター風)

会員だけで100名近くの参加。

しかも、北川さんの風貌&軽快かつソフトでときどき毒を吐いてる話しぶりに、会場が和んで沸く沸く(&ワクワク)。
(ほんと、スミマセン…。)

前半はレクチャーが中心の内容なのに、計5時間まるごと、楽しめました!

◎単純に、北川さんのエンターテイナーぶりに、脱帽。
◎「わかりあえない」「価値観の共有を前提としない」コミュニケーション=「対話」
 の技能の必要性に、ナットク。
フィンランド教育のめざす子供像は、いままさに社会で求められている力だなーと、実感。
◎私もこういう授業なら大学で受けてみたかったのにーと、言い訳。
◎やっぱり、FAJの会員さんはアタマやわらかいなー(私は固すぎ)と、…。

大学では、近い分野(文化規範論)を専攻していたんです。
実は。

講義にほとんどでず、
毎日ジャージで食堂、
試験の時には友達がせっせと自分のノートのコピーを渡してくれ、
履修科目すら友達まかせ、
卒論も提出時間を過ぎてから学生課の窓口でもたもた、
たぶん同学年ジョシで一人、英語&ドイツ語基礎のダブル再々履修、
もちろん成績証明はスミからスミまでカカカ…と笑いっぱなし、
社会人10年以上なのに、いまだに卒業できなかった夢をときどき見る、
(ナサケナイ…。)

という私が、2つだけ当時こころにひっかかったキーワード。

・「パラダイムシフト」
・「あたりまえ」ってなに? 

当時は、「ダイバーシティ」という言葉がまだメジャーじゃなくて、せいぜい「男女共同参画
で、もひとつしっくりこない感がありありだったのを覚えています。
グローバルなメーカーに入ってみて、まさに「ダイバーシティ」の考え方の必要性と、まだまだ現場に浸透していないサマも実感しています。

そもそも、

同じ日本人だって、
女性同士だって、
同じ世代だって、
同じ学校行ってたって
同じ会社で働いてたって、
家族だって、

分かり合えない人は分かり合えないし、
なんで分かり合えない、なんで価値観がちがうんだろう、

っていう、「?」が、ものごころついたころ〜現在進行形の、私自身のテーマだった気がします。

◎対話の前提
 ・対話は合意形成を目指すものではあるが、合意形成を保障するものではない。
  ⇒結果より、歩みよるためのプロセス。

◎対話の意義
 ・対話は不合意形成のプロセスでもある。
 ・対話のプロセスが強制的合意形成を正当化する。
  ⇒違いを鮮明にする。

◎対話における合意形成の特色
 ・対話の目指す合意形成とは、「異なる理由に基づく同意」である。
  (白紙撤回も妥協案のひとつ。)
  ⇒論点を共有できるかどうかがポイント(勝ち負けじゃない。)。

うーん、なるほどなーーーー。

これからはもう少し、チガイやゴカイをおそれず「対話」できそうな気がする…。