ゴールはインクルージョン

先週末(8/28)ドーンセンターで開催された、複数社主宰の『Women's Networking Forum』、参加してきました。

大阪開催はこれで3回目、東京開催も入れて計4回目の出席。

今回の目的は、増田弥生さんの分科会に出ること。
戦略人事というリーダーシップ - hirosuga1005の日記

全体会や、他の参加者との交流は、オマケ。今回は。
それくらい楽しみにして参加したのですが、終わってみると、期待以上の大大大マンゾク、でした☆

○まず、なんといっても、フィッシュボウルの魚として直接、増田さんに自分自身のテーマをぶつける機会を得られたこと。
○それと、60名ほどが参加したワークショップ形式の分科会で、増田さんご自身のファシリテーションにふれることができたこと。
○増田さんが学ばれた人材開発・組織開発の考えにふれることができたこと。
○もちろん、増田さんというユニークで素敵な経歴と個性の持ち主に、直接お会いできたこと。

今回の分科会は、

自分が現在の組織で周囲を巻き込みたいと思っている具体的なテーマを題材に、自身のリーダーシップについて他の参加者との共同ワークを通じてともに気づきを深めていく。

というもの。

達成したいテーマとゴールイメージについて、ペアでそれぞれ話し合ったあとに、3名だけ前にでて、全体で共有・整理しました。

○私が達成したいテーマ
 ⇒人事内で、キャリア入社者が置かれている状況を正しく理解してもらうこと。
○私が巻き込みに成功したら、達成されている状態(ゴールイメージ)
 ⇒キャリア入社者が社内で当事者意識(居場所がある、貢献できると感じる)を持って仕事に
  取り組み、会社もその恩恵(benefit)に感謝している状態。

ペアでまず10秒以内にまとめて簡潔に話すということをやったあとだったのですが、いざもう一度伝えようとすると、なかなかうまくまとまらない。とくに、ゴールイメージ。
どうして、テーマを達成できてない?どうして、うまくまとまらない?

ゴールイメージが、私のなかで言語化できていなくて、まわりにきちんと伝えられていなかったから。

それに、気づかせてもらえたことが、いちばんの収穫。
ぐるぐると、目の前の手段ばかりに気が向いてしまっていて、かんじんのゴールをきちんと共有できてなかった!

そっか☆それだけ。なーんや!よし。

気づいてみると、すごくあっけないこと。でも、最後の一人ひとりの振り返りを聞いてると、やっぱりみんな、同じところで深みにはまってるのねーって、思いました。

○気づいたこと
 ⇒課題が見つかった! 課題:ゴールイメージが共有できていない!
○明日からしてみたいこと
 ⇒まずはゴールイメージを伝える。
  一人ひとりつかまえて、自分の想いを伝える努力をする。
  相手が分かってくれると信じる。

さいごに。

冒頭に増田さんがおっしゃった言葉。「インクルージョン」。
「インクルージョン」とは? - 『日本の人事部』

◎「インクルージョン

組織内の誰にでもビジネスの成功に参画・貢献する機会があり、それぞれに特有の経験やスキル、考え方が認められ、活用されていることを「インクルージョン」(inclusion)と言います。
ダイバーシティ」が組織内に多様な人材がいる状態を表すのに対して、包括、包含、一体性などの語意をもつインクルージョンは、そうした多様な人々が対等に関わりあいながら一体化している状態を指す用語として区別されます。
ダイバーシティをより発展させた新しい人材開発のあり方として注目されています。

あぁ、そっか。私が実現したかったのは、「インクルージョン」の状態やったんや。
入社がゴールじゃない。「認められてる」「自分の居場所がある」「貢献できる余地があると感じる」状態にまでもっていって、それが会社の活性化につながったらいい。

そのためにできることを、考えてたのねー。わたし。

言葉があてはまることで、なにかがストンと、収まるべきとこにおさまった心地よさ。

なんだかとっても、明日からはもう少し肩の力ぬいて、やっていけそう。そう思える、分科会でした。

増田さん、またぜひ、お会いしたい方。もっともっと、いろんなことを学びたいなぁ。


☆余談ですが、個人的にはこのフォーラムの名前、変えたらいいのにと思ってます。「女性」だけじゃない、もっと大きな視点でとらえた「ダイバーシティ」。いろんな経歴・個性が、持ち味として活かされる場作りが、できないかなぁ…。
でも、そうするには、テーマが大きすぎるのよね、きっと。目の前の「女性」の話だけでも、まだまだ課題はきっと、山積み。
わたしもまずはやっぱり、「キャリア入社」からの切り口で、できることから手をつけるかー。