「居場所」について
※ひさしぶりに、ながくてくらい、超プライベートな話。
「居場所」
コレ、さいきんとても気になってしょうがない、キーワード(だから、書いてみた。)。
「居場所」って、とても主観的なコトバ。
でも、「居場所」があると感じるのは、周りの人や相手あっての感覚。
「居場所をつくる」とも、いうし。これは、より主体的な発想よね…。
こないだ参加したAPO研の定例会やIBAカフェ(運営目線で参加する - hirosuga1005の日記)でも、人と組織の「イキイキ」を考えるときに、「居場所」がキーワードとして、でてきた。
以前に参加したフォーラム(ゴールはインクルージョン - hirosuga1005の日記)でも、増田弥生さんが「インクルージョン」を説明するときに、「居場所」というコトバを使われてた。
「居場所」を考えるときはいつも、ついついマイノリティや弱者の立場・目線になってしまう。これは、よくもわるくも、わたしの思考のクセね。きっと。
で、ライフワークとも、すごく密接にかかわってると感じること。
-
- -
さいきん、2人目の子どもをもつ友人がふえてきた。
「上の子が、赤ちゃん返りでタイヘン。」
わたしは子どもをもったことないけど、これをきいていつもホッとする自分がいるのを、知ってる(お母さんは、一過性にしてもめちゃくちゃたいへんなんやろけど。)。
ちゃんと、お母さんの愛情をかんじて育ったんやなぁ。っていう、イミで。
ちゃんと感じてたからこそ、弟または妹に、お母さんていう「居場所」を取られたって感じるんやなぁって。
わたし自身は…、
母親にくっついた記憶がない(4人姉弟の年子の次女ってこともあるけど。)。
赤ちゃん返りした記憶も、ない(ふつう、覚えてないもんなんかもしれへんけど。)。
ワガママいった記憶がないかわりに、小学校1年生まで、おもらしの常習犯やった(へんにガマンするクセついて。)。
ちいさいころの(ていうか、中学校くらいまでの)、笑った写真がほとんどない(友人の家族集合写真の笑顔に、カルチャーショック。)。
同居していた祖母に、「産まれてこなくてよかった。」「見た目も性格も、かわいげない。」って、ことあるごとにいわれてたし(われながら、ヒドい話やなー。)。
私が原因で、ものごころついたころからずっと、祖母と母親(と私)がしょっちゅう大げんかしてたし(コレはいま思うとある意味、むしろありがたい話なんやけど。)。
家では笑わなかった(笑い方がわからなかった)し、話さなかったし。ジョーダンなんて、いおうとも思わなかったし。
「居場所」がないと感じるから、外に「居場所」をさがしてた。
大学でたらとにかく、家出て自分でちゃんと生活していけるようにならんとって、切実に思ってた(なんて、サバイバル…。)。
-
- -
「自己肯定感」
これって、「居場所」とつうじる気がする。
子どもって、とても正直。
ありのままの存在を、うけとめてもらってる感。
そうそう。
離婚してようやく両親や姉弟といろんな話をするようになって(リハビリは、もうおしまい。 - hirosuga1005の日記)(やっと「居場所」を感じられるようになって、)、変わったかもしれないこと。
友人のチビッコたちと、真剣勝負であそぶ(あそんでもらう?)のが、たのしい。
きっと、四六時中いっしょにいる友人からしたら、たいへんなことはいっぱいあるんやろうけど。
こんな顔して、笑うんや!とか、オトナが考えもしない発想や行動にビックリしたり、とかいう発見も多いけど。
それよりも、のびのび育ってるチビッコたちとおなじ目線(のつもり)であそびながら、もしかしたら自分の子どものころのなにかを、一生懸命とりもどしてるんかもしれへんなぁ。
逆に…。
「ていねいに反応しすぎる。」。これは、さいきん何人かの人にいわれて、ハッとしたこと。
相手の「居場所」にも敏感になりすぎることで、しらずしらずのうちに間合いをつめられて(気がついたらわたしのなかだけに「居場所」を見つけられて、)、いつのまにかキョリ感を見失う。
「コリてるだけじゃ、あかん。あんたが変わらんと。」。うん。そうやと思う。ありがとう。
いくら「居場所」をもとめられても、大人の赤ちゃん返りは、ホンキで手におえへんから。
知恵があるってイミでも、力があるってイミでも。
関心をひくための、半分パフォーマンスの自殺未遂や暴力は。エスカレートすることはあっても、静まることないし。ヘタするとほんとに、事故にもつながりかねないし。
相手が精神的によわくて不安定なら、なおさら。自分が精神的につよくてどこまでも平静を保てるなら、なおさら。
あー、あかん!
そーとー、くらい話に、なってきた。
-
- -
あ、そうそう。
さいきん、「再婚せーへんの?子どもはほしくないん?」とか、ときどきいわれるんですが。
結婚願望(バラ色の妄想?)は、ざんねんなくらい、もともと持てなかったんやけど。
いっしょに歩いていけるパートナーは、ほしい。って、さいきんやっと、思えるようになってきた。(でもこれこそ、相手あっての話なのよね。いろんなイミで、手遅れかもとも、思ってきた。いまさらやけど。)
子どもかー。ここは、正直、ほしいほしくないの前に、イメージができないんよね…。まだ。
いまの自分にとっての、プライベートな「居場所」。
それがいちばんの、問題かも。あーーー。なんて、無力感いっぱい。
(やっぱり、くらい。くらすぎるー!)
Say Hello! あのこによろしく。 (ほぼ日ブックス)
- 作者: イワサキユキオ,糸井重里
- 出版社/メーカー: 東京糸井重里事務所
- 発売日: 2004/12/10
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 168回
- この商品を含むブログ (74件) を見る
ふいに、思いだしたので。「うまれて、ありがとう。」この帯のコピー、とても好きです。