ノウハウ?想い。
前のブログの続きで。
エキスパート契約=社内にはないノウハウや専門性を(雇用期間中に)伝える。
コレが、この3年間のミッション。
(まぁキホンは、50代以上の、ホントにビジネスの経験豊かな方を対象としたポジションね。)
わたしの場合、求められたノウハウや専門性は、キャリア採用の企画・運営全般。
とくに、いままで会社がやってこなかった、取引先や候補者向けアプローチの企画。もちろん、市場の変化と部門ニーズに応じた対策で。
でも、あたらめて採用時の雇用契約書を読んでて、ちょっと違和感。
「ノウハウ」を、伝えたかったんやろか?わたし…。
たしかに、きっと期待される以上のアクションとパフォーマンスは、だしたんやと思う。
次につながるように(いつ自分がいなくなってもいいように)、マニュアル化や効率化もしたし、取引先との関係性構築や新しい試みもどんどんうったし、それらすべてのデータも残してる。
でも、それだけ??
仕事でかかわりをもった人から、さいきんよく言われること。
「行動力がある」「フットワークが軽い」「アクティブ」(あ、ぜんぶ一緒か。)
「ぼく(わたし)にはできない(まわりの目が気になったり、めんどくさかったりして)」
これも、だいぶ違和感。
なんでやろう?って、思ってたんですが、なんとなくさいきん、分かってきた。
きっと、「ノウハウ」や「専門性」や「行動力」や「実績」は、結果でしかないから。
目の前の人や組織に対する、どうしようもなく本気の「想い」がムクムクっと湧いて出てきてしまって、どうしても動かずにいられないんよね…。それだけ。
動き出したら、自分が納得するまで(目の前の人や組織がビックリするくらいまで)とことんやりたくなってしまうんよね…。こまった。
だから、「まわりの目」とか「評価」とか、どうでもいいっていうか。
「収入」とか「ポジション」は、自分が動きやすい環境でさえあればOKっていうか。
(ほんまに、給与明細ロクに見てないし、年収もちゃんとUPしてもらってこと忘れてたし。)
もっというと、ホントは不自由なく余裕をもって生活していける環境があるなら、仕事でなくてもボランティアでもなんでもよくって。
「人」とのかかわりを、ま正面から、大切にしたいだけ。
それだけ。きっと。
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そう思ったときに、ここさいきんの行動の理由が見えてきた。
のこり半年で、どうしてもやっておきたかったこと。
いまの仕事は、楽しい。そういう仕事を楽しめる気持ちを、人事内の若手にも、ちゃんと伝えておきたい。
「ノウハウ」じゃなくて、「想い」。
年明けに呼びかけてスタートした、人事若手プロジェクト=「TW(チーム若手)」。
12/16 - hirosuga1005の日記
うれしいことに、半年たったいま、今年入社の2人もふくめて、人事内の20代社員のほぼ全員がMLに参加してくれてる。
あと、2週間に一度の和室ランチでの情報交換にも、入れ替わり立ち替わりで参加してくれてる。
もっとうれしいのは、わたしがいなくなっても、みんなでそれを続けようとしてくれてること。
ちゃんと、「想い」が伝わってる。
「ノウハウ」は、伝えようと思えば伝えられる。
でも「想い」は、「伝える」もんじゃなくて、もしかしたら「伝わる」もんなのかな…。
なんとなく、そんなことを考えてみる、今日このごろ。
☆逆をかえすと、せっかくの「ノウハウ」も「マニュアル」も、伝えた相手の人の「想い」が乗っからなかったら、きっと陳腐化する。同じことをやったとしても。
それは、しょうがないことかもしれないけど、残念な気持ちがどうしても残ってしまうよなぁ…。まぁそのへんは、あきらめるしかないんやけど。