場づくりから

FAJ関西支部4月定例会に、参加してきました。

▼FAJ
https://www.faj.or.jp/

今回は、メインファシリテーターのひとりとして。

テーマ「課題発見への3つの道」
〜それぞれの組織における課題を見つけるために3つのアプローチをとり、そこからの成果のちがいを見てみよう。〜

いやー。学びが、多かった。
やっぱり、参加する立場がかわると、見えてくることもちがってくるっていうか。

今回のテーマは、自分自身のファシリテーターとしての課題を見つけつつ、定例会で取り上げてほしいワークを洗い出す内容。
ひとつのテーマを3つのアプローチ方法で追いかけるという内容で、そのアウトプットのちがいをみるのもとてもキョーミ深かった。

わたしの担当は、「ダイアログ」。
ワールドカフェの手法をもとに、参加者が現場で直面している課題を自由に話しあっていただくもの。
できるだけリラックスしてもらえるように、BGM(聴覚)やお菓子(味覚)やトーキングオブジェクト(触覚)を用意して。
カラーペンでのラクガキ(視覚)とあわせて、説明書きもゆるゆるの紙芝居(視覚)で。
あとは、淹れたてのコーヒー(嗅覚)の香りがあったらバッチリやったんやけど、これはしょうがないとする。
レゴ(視覚・触覚)も持っていったけど、時間ないので今回はパス。

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ようするに、いつも会社でやってる懇親会の再現(手抜き?)ね…。

ラウンドごとに問いを3段階に分けて、そのあと振り返りと共有を。

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「話し合いの場」にかぎらず、「組織の(人の)課題」でのファシリテーションを考えてもらったんですが、思った以上に、それぞれの現場でかかえている具体的な課題がアレコレでてきてた様子。あと、それを解決するために試行錯誤しながら取り組んでるエピソードも。
さいしょのラウンドから模造紙いっぱいに書き込みがあって、ラウンド30分をあっという間に感じてもらえたみたい。

逆に、定例会でとりあげてほしいテーマへの落し込みが、思った以上に時間がかかるという気づきも。
ワールドカフェのいいところでもあるけど、テーマから派生した話に拡がりやすいかわりに、収束するには工夫がいるなぁ、と反省。

その点、他のアプローチ方法「ツール」「ワク(フレーム)」は、アイディアを整理するのに適しているなと、あらためて実感。

でてきたアイディア、個人的にオモシロかった(ていうか苦笑いしてしまった)のは、コチラ↓。

「認め合えないとき、やり過ごす方法」
「キライな奴とのコミュニケーション術」

あー、わたしも、参加してみたい!(ていうか参加する必要あり!)
人気投票でも上位やったけど、みんないろいろ苦労してるってことねー。

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ところで。

今回あらためてワールドカフェをやってみて気づいたこと。

わたし自身が、話し合いの手法以上に、組織・集団・コミュニティの「”場”づくり」そのものに関心が高いということ。

●キャリア入社した人が組織になじんで活躍するには?
●若手が思ったことを言いやすい雰囲気をつくるには?
●取引先向けの説明会が一方的にならないようにするには?
●各部門との打ち合わせややりとりで信頼関係をきずくには?

ファシリテーターとしての「あり方」「かかわり方」。

これ、今年のテーマにしよう。うん、そうしよう。
年度も、かわったことだし。

そうねー。「ファシリテーターとしての」を、「人としての」とか「組織のなかでの自分の」とかに置きかえても、いいかも。