「利き手」の発想と関係性

退職してからのここ2ヶ月ほど、ゆっくりじっくりと、自分の内側と向き合ってます。
って書くとすごい内省的やけど、じっさいはただただ、グータラな日々を過ごしてます。
(英語もね、この機会にやろうやろうと思いつつ、なかなかスイッチが入らない…。)


どうも自分の気持ちを後回しにしてる(フタをしてる)感覚が続いてて、自分自身を取り戻したい衝動が強くあったので。
仕事もふくめて、今後のことをゆっくり立ち止まって考えたいなと思ったので。
(そうはいっても、まわりからはなかなかそう見られないことも、課題なワケで。)

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MBTI(MBTIとは)受けてきました。フィードバックも含めて、マンツーマンでたっぷり4時間。(dadaさん、ありがとー。)


いままでもいろんな性格テスト(やそれに近いもの)を受けてきたので、結果に対する意外性はないんやけど。
(ペルソナ=「仮面」も、被った記憶がないし。)


いちばん「ナルホド!」と思ったのは、「利き手」の発想。
自然に好む心の使い方=「指向」。

あなたが指向する心を使っているときとは、多くの場合、あなたが本来の力を発揮しているときであり、また、自分らしさを感じ、無理がなく、勢いがあると感じているときと考えられます。<「MBTIタイプ入門」:P.3>

「利き手」を知ることで、そうじゃないほうのON/OFFをより意識できる。または、「利き手」が逆の人とすすんで協力体制がとれる。

たしかに、わたし自身、仕事で「いつも走ってる」と言われるのは、無意識のスイッチONの状態なのかも。ふだんののんびりマイペースを知ってるからよけいに、より高いパフォーマンスを出すために、スタートダッシュから全力疾走でいけるとこまでいこうとする。


それと、タイプ理解の目的。

タイプを理解したり活用することの目的は、自己理解を深めることと、個人間の違いを認め、補い合うことで建設的な人間関係を築くことにあります。<「MBTIタイプ入門」:P.30>

昨日ちょうど、FAJ関西の9月定例会(9/10)(https://www.faj.or.jp/modules/contents/index.php?content_id=2099)で「リーダーズ・インテグレーション」のリーダー役をやらせてもらったんですが、これもまさに、関係性を築くための仕掛け。

関係性がうまくいかないと、ついつい「違い」を言い訳にしてしまったり、他人を変えようとしたりしてしまいがちやけど。
そうじゃないよねと、アタマではわかっていても、陥りがちやなとあらためて意識しなおせたのが、一番の収穫かも。


とりあえず、結果をメモメモ〜。

■ENFP 〜内向感情を伴った外向直観タイプ〜


E:外向(Extraversion)
N:直観(Intuition)
F:感情(Feeling)
P:知覚的態度(Perceiving)


■本来の姿


人生を、わくわくするような可能性に満ちあふれた創造的な冒険ととらえます。自分の周囲の人々や物事に対する感受性が鋭く、現在や先々のことを洞察によってとらえます。いろいろなことを感じたり、いろいろなことに気持ちが動かされるため、感情体験が豊かで、他者からの支持を求める一方、他者に対しても、受容や援助をいつでも与えようとします。


■特徴


新しいことに着手したり、それの運営に多大な労力を注ぎながら、ものごとの改革を推し進めていきます。「直観機能」を第一に外界で使い、新しく出会う人々、新しい考え、新しい経験に意欲を引き出され、ものごとの意味や重要性を察知したり、他の人が気づかないようなものごとのつながりを見出したりします。このことから、以下のような特徴を持つと考えられます。


・好奇心があり、創造的で、新しいアイディアに富んでいる。
・精力的で、熱意があり、制約にとらわれない。


人との調和や善意を大切にし、相手を喜ばすことが好きで、相手の求めや願いにできる限り応えようとします。「感情機能」を主として内界で使い、自分の価値観に基づいて、自分がもし相手の立場にいたらどう感じるか、相手の身になって考えながらものごとを決定します。このことから、以下のような特徴をもつと考えられます。


・あたたかく、友好的で、面倒見がよい。
・協力的で、人への援助を惜しまない。


また、他者のもつ可能性を見抜く類まれな洞察力や、その実現を助けるエネルギーをもっています。


■周囲に与える印象


明朗かつ陽気で社交的な印象を与えるため、幅広い人付き合いをします。何にでも興味を持ち、周囲の人も、つい引き込まれてしまいそうな情熱をもたらします。また同時に、親しい人との関係に深みや純粋さを求め、率直で正直なコミュニケーションができるように多大な労力を注ぎます。
定型作業、スケジュール立てや枠組みを嫌い、何とかしてそれらを避けようとします。ふだんは話がうまく、即興のスピーチも比較的何なくこなすことが多いですが、自分の内面の奥深いところにある大切なことを表現しようとすると、突然ぎこちなくなることがあります。また、自分の判断を明確に示す場合にも、非常に緊張することがあります。このタイプの印象をまとめると、


・人あたりがよく、感受性が鋭く、説得力がある。
・熱意があり、ものごとの制約にとらわれず、多趣味。
・他者に支持的で、他者からも支持を求める。


<「MBTIタイプ入門」:P.15>

ついでの話で。

解説で「オモシロい!」と思ったのは、知覚機能(情報の取り入れ方:E/I)と外界への接し方(J/P)の組み合わせのたとえ話。
山登りをするとして、プロセス(道順)とゴール(行き先)をどうするか。

SJ あらかじめ決めたプロセスとゴールを目指す。
SP あらかじめ決めたプロセスをいったん進むが、ゴールが途中で変わることもOK。
NJ あらかじめ決めたゴールにたどりつけるなら、プロセスはなんでもOK。
NP プロセスもゴールも、あらかじめ決めたものとぜんぜん違ってOK。

もちろんNPですが、なにか?
って、プランド・ハプンスタンス(Planned Happenstance ふたたび - hirosuga1005の日記)を地で行くタイプね、コレ。
どこにたどりつくか自分でも分からないほうが、ワクワクするし。どこまでも、ゴールは決めたくない。

うん、だいぶココロの温度が、あがってきた気がする。ぼちぼち動くとするかー。